【新聞ウォッチ】ロサンゼルスモータショー、問われる日本勢の存在感

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米国では月々399ドル(約3万円)のリース販売だけとなるホンダフィットEV(ロサンゼルスモーターショー11)
  • 米国では月々399ドル(約3万円)のリース販売だけとなるホンダフィットEV(ロサンゼルスモーターショー11)
  • ホンダCR-V(ロサンゼルスモーターショー11)
気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2011年11月18日付

●福島第一、冷温停止「年内に可能」放射性物質、放出1300万分の一に(読売・1面)

●スペイン国債7%寸前、財政危機波及の恐れ(読売・1面)

●日本車の牙城カリフォルニア、米韓、新型車で追撃、LAモーターショー開幕(読売・8面)

●円高で輸出拠点メキシコに、マツダ・山内孝社長に聞く(朝日・11面)

●自動車2税の廃止論強まる、来年度改正で民主税調(毎日・6面)

●来月2日東京モーターショー開幕、最新エコカー競演(毎日・7面)

●昔の名前で出ています、N360、ミラージュ、シーマ、続々リバイバル、ミドル照準(産経・13面)

●飲酒運転同乗二審でも実刑、熊谷死傷事故(東京・31面)

●太陽電池海外で生産、パナソニック、マレーシア新工場、500億円成長分野へ(日経・1面)

●スズキ、中国生産倍増、15年めど50万台体制、合弁で乗用車新工場(日経・1面)

●今年の世界新車販売、トヨタ後退3位、勢力激変期に、GM4年ぶり首位に、震災やタイ洪水で明暗(日経・3面)

●タイ車生産68%減、大半担う日本勢、停止響く、洪水で10月(日経・7面)

●東芝の電池供給拡大、ホンダ「フィットEV」に、充電時間、従来の半分(日経・9面)


ひとくちコメント

米国でロサンゼルスモーターショーが開幕した。ホンダが米国などで生産する主力のSUV(多目的スポーツ車)『CR-V』の新モデルや電気自動車の『フィットEV』を公開するなど、米国での販売の巻き返しを狙うニュースが伝わっている。

きょうの日経は「米車、ハイブリッドと一線、燃費改善、既存エンジンで」などと、ロサンゼルスモーターショー関連の記事が取り上げられているが、朝日は、マツダの山内孝社長をロサンゼルスでインタビューし、「米国やカナダ向けの乗用車は2014年以降はメキシコの新工場から輸出する」と語ったという。

同様の記事は、読売、日経なども報じているが、変わった視点でロサンゼルスモーターショーを伝えているのがきょうの読売である。タイトルは「日本車の牙城カリフォルニア、米韓、新型車で追撃」で、米国勢や韓国の現代自動車が日本メーカーを追撃する姿勢を鮮明にしたという書き出しで「トヨタ自動車と日産自動車が報道機関向けの発表を開かず、存在感を示していない」と指摘している。

さらに、「東京モータショーを12月に控え、新型車を公開しにくい事情もあるが、日本勢のアピール不足は際立つ」として「米国で注目を集める新車を出さなければ、米韓大手と販売競争に勝ち残れない」と結んでいる。そういえば、きょうの毎日には「最新エコカーの競演」と、早くも東京モーターショーの見所を伝えている。メディアの報道スタンスもまちまちだ。
《福田俊之》

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