マツダの米国法人、マツダUSAは1日、米国ラスベガスで開幕したSEMAショー11に、『MX-5』(日本名:『ロードスター』)のコンセプトカー、『MX-5スパイダー』を出品した。
MX-5スパイダーは、ロードスターのソフトトップを簡易的構造に変更した、いわゆる「スパイダー」モデル。これは軽量化を推進し、運動性能を高めるのが目的だ。
また、MX-5スパイダーは、環境性能を追求した「グリーンロードスター」でもある。そのハイライトといえそうなのが、MZR型2.0リットル直列4気筒ガソリンエンジン。燃料には、イソブタノール(イソブチルアルコール)を使用する。これは、マツダがALMS(アメリカンルマンシリーズ)に投入しているマシンから得たアイデアだ。
マツダUSAは、「イソブタノールは車両の燃料系統を大きく変更せずに使え、燃費とパフォーマンスを両立させる効果も高い」と説明する。
さらにMX-5スパイダーには、燃費向上策として、軽量なレース用リチウムイオンバッテリーを搭載。足回りは、マツダスピード製のサスペンションキットやブレンボ製ブレーキ、ヨコハマ製225/45R17タイヤなどで強化されている。