【GARMIN nuvi3770V】VICS・WVGA・マルチタッチUIのグローバルPNDを日本のユーザーに問う…企画担当

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品

GARMIN『nuvi3770V』は11月上旬に日本導入が予定されている「nuvi」シリーズの最新モデルだ。

スマートフォンのようなフラットガラスパネルに覆われた薄型筐体デザインを採用しVICSへの対応。日本国内モデルとしてはWVGAを初採用し、マルチタッチ操作を実現するなど、スマートフォンの流儀を取り入れたGARMINの渾身のニューモデルだ。日本仕様の企画・開発を担当するいいよねっとの向井淳氏と垣匡樹氏に話を聞いた。


◆スマートフォンよりも大きいが、軽くて薄いPND

----:これまで、GARMINは小型軽量の筐体にシンプルなUIを採用したタッチパネル、そしてBluetoothを活用したネット検索機能などいかにも“海外メーカー”ならではの仕様が特徴だったnuviシリーズですが、新モデルのnuvi3770ではスマートフォンの操作に慣れたユーザーも満足できるナビ専用機とも言えますね。

向井:今回のモデルでは静電容量方式のタッチパネルを採用していますので、これまでのモデルと比べ、軽くタッチするだけで操作することができます。マルチタッチ時の動作に関しても、これまでのユーザーが使ったときに、もたつき感を感じさせない仕上がりを目指しています。また、加速度センサーを内蔵して縦位置での表示にも対応させて、持ち歩きナビの用途にも配慮しました。

----:外観はスマートフォンのようなすっきりとしたデザインで女性ユーザーにも好まれそうです。

垣:海外仕様(nuvi3760/3790シリーズ)ですと本体寸法は幅122mm x 高さ75mm x厚さ8.9mm、重量は115g弱となります。例えばiPhone 4と比べると画面サイズおよび本体の幅と高さは一回り大きいのですが厚みは薄く、重量も20g軽量なので、手に持った感覚はまさに「軽い」という印象だと思います。車から取り外して外で使う機会も増えるでしょう。

向井:もちろん、これまでの製品も小型軽量にはこだわっていて持ち運びに困るということはないのですが、今回の端末ではスリムになり、液晶パネル表面にガラスを採用しておりますので取り扱いに関してそれほど神経質にならなくてもよくなりました。薄型の筐体に加えて、突起のないフラットな仕上がりとなっていますので、手に持ったときの収まりもスマートフォンライクです。アメリカ本国では2010年の発売以来、特にデザイン面での評価が高く、数多くの賞を獲得しています。

垣:GARMINという企業自体、日本ではまだまだ知名度が浸透していないのですが、ガジェット好きの方には一定の認知はいただけるようになりました。今回の新モデルで他社のPNDとは全く異なるアプローチのデザインと操作感で一線を画してより差別化を図っていきます。日本のユーザーは、軽さや薄さはもちろんですがシンプルで洗練されたデザインを特に好む傾向がありますからね。


◆FM-VICSにもついに対応

----:FM-VICSへの対応もついに果たしました。市場からの要求が強かったのでしょうか。

向井:GARMINの販売ルートとしてはネット通販もありますが、カー用品専門店など量販店での販売も相当数を占めています。VICSを搭載するPNDも増えてきましたので、やはり店頭でライバル製品と比較される状況においては、VICSへの対応はマストと考えていました。

----:nuvi3770Vはハイエンドの位置づけになるのでしょうか。

向井:nuvi3700シリーズはGARMINのラインナップでも上位モデルという扱いになっています。3770という型番は欧米にはなく、日本向けにカスタマイズされたモデルであり、これまで原則的に世界同一仕様でグローバル展開を図ってきたGARMINが、日本市場で求められる機能をどのようにして盛り込むかというのがnuvi3770の開発テーマでした。開発における本社とのやり取りでは、日本市場で要求されるタッチの品質感や表示の細やかさを理解してもらうのが一番苦労したところですね。

垣:日本のカーナビ専用機としては、初めてのマルチタッチ対応機となりますが、スマートフォンのナビアプリではフリックやピンチズームといった操作は当たり前のUIになっています。マルチタッチUIは今後の自然な成り行きかと思います。


◆Bluetoothヘッドセット対応でサイクリング・街歩きにも

----:この筐体とデザインを見ると、GARMINが相当スマートフォンを意識している印象を受けました。本体は軽くて高精細大画面となると、3GあるいはWiFiにも対応してブラウザも積んで欲しいところですが…

向井:nuvi3770を手にしていると確かにブラウザとWiFi対応のニーズはありそうですが、通信デバイスはBluetoothのみとなり、Bluetoothヘッドセットに対応させる予定で検討しています。Bluetoothヘッドセットが対応すれば日本独自仕様となります。自転車向けのマウントもリリース予定ですので、サイクリングや街歩きでも楽しんで頂きたいですね。

----:PNDのマーケットも踊り場に差し掛かっていますが、GARMINとしては日本市場に最適化したモデル投入でテコ入れを図るということでしょうか。

向井:ナビゲーションの分野では、日本におけるGARMINの認知度を広げる余地は十分にあると考えています。今回はスマートフォンのトレンドであるWVGAとマルチタッチUIや、シンプルで洗練されたデザインにVICSという日本のニーズも取り込み、改めてnuviを日本の市場に問いたいと考えました。今後各種機能のチューニングやマルチタッチの操作感など最終的な調整を加えてリリースします。もうしばらくお待ちください。
《》

編集部おすすめのニュース

レスポンスコメント欄(β)開設!ぜひ気になる記事にコメントしてください

おすすめの商品

特集