2011年のWRC(世界ラリー選手権)にスポット参戦を果たし、2012年シーズンのWRCにフル参戦するMINI『カントリーマン』(日本名:『クロスオーバー』)ベースの『MINI WRC』。同車の市販バージョンが開発中との情報をキャッチした。
これは19日、英国の自動車メディア、『AUTOCAR』が報じたもの。MINI WRCの開発を手がけた英国のプロドライブが、その市販バージョンをリリースするべく準備を進めているという。
同メディアによると、1.6リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力230psレベルまでチューニング。4WDシステムは悪路走破性を追求して強化され、MINI WRC譲りのエアロパーツ類も装着されるとのことだ。
ところでBMWグループのMINIも近い将来、MINIクロスオーバーに最強のJCW(ジョン・クーパー・ワークス)を追加するのはほぼ確実。プロドライブ版は、これよりもオフロード性能を重視したWRC直系モデルになると見ていいだろう。