テインは、ストリート向け車高調整式ショックアブソーバに減衰力調整機構も追加した新製品『STREET ADVANCE(ストリートアドバンス)』を発表した。メディア向け試乗会に登場した同製品プロトタイプを装着したホンダ『CR-Z』を写真とともに紹介する。
テインはCR-Zの長所を、リアのロールが大きめながらスタビリティが高いこと、素直でワインディングでも軽快なステアリングにあると分析。さらに短所として、ステアリングレスポンス自体に感じる少々のダルさ、低速走行時に感じる若干のコツコツ感を挙げる。
ストリートアドバンスでは、前後のロールバランスを見直し、不安感のないコーナリングを可能とした。また減衰力をハード方向へ調整しながらも、低速時からのストローク豊かな動きを追求し、コツコツ感や突き上げ感を感じることなく、ワインディングなどでも気持ちよく走ることができる、としている。
開発仕様によると、スプリングレートをフロント3.0kgf/mm、リア4.0kgf/mmに設定(純正はフロント2.0kgf/mm、リア3.3kgf/mm)とした。また、車高は純正比でフロント、リアともに40mmダウンさせている。
タイヤは215/40 17、ホイールは17×7J インセット48を採用。これをベースとして開発しているため、純正より扁平率の低いタイヤを履いた場合でも、高いパフォーマンスと乗り心地を両立することが可能だとしている。