ホンダ車(四輪)ユーザーならカーナビなしでも「インターナビ」のサービスを、スマートフォンやPC、携帯電話を使って無料利用できる「インターナビ・リンク」。スマートフォンは従来『iPhone』(iOS4.0以上)のみ対応していたが、10月3日、待望のアンドロイド版が登場した。
このサービスは、いつでもどこでも多彩なアクセス方法でインターナビの機能を便利に使えるというもので、急成長するスマートフォンはいわばその基軸となるメディア。ここのところアンドロイドの急伸が目立ち、現在では全体の35%近くの人が購入したいスマートフォンとしてアンドロイドを希望しているという(日経リサーチ9/11公表データより)。その意味で、アンドロイドへの対応は多くのホンダ車ユーザーに望まれていたのは間違いない。
このアプリで可能なサービスは基本的にiPhone版と変わりはない。強いて違いを言えば、アンドロイド特有のメニューの下で操作し、それに伴う表示が異なること。それに、iPhone用として提供されている「ドライブ情報」が組み込まれていないこと。この二つだ。「ドライブ情報」は、景色のいい道で快適なドライブが楽しめるインターナビの「シーニックルート」や思わず立ち寄ってみたくなる「スポット情報」が集められたもので、あれば何かと便利な機能ではある。ただ、Googleマップを使ったドライブロケーターが楽しめたり、インターナビルートに基づく高精度なルート計算など、「インターナビ・リンク」のサービスはこのアンドロイド版でも搭載されており、その意味で機能面ではフルに楽しめる状態にあると言っていい。
サービスを利用するには、ホンダ車を購入してディーラーにIDとパスワードを発行してもらうことが原則だが、オンラインで体験版が提供されており、3か月間はフレームナンバーの登録で利用を開始することが出来る。また、インターナビ・プレミアム会員は、それまで使用していたID/パスワードがそのまま利用可能だ。なお、提供開始となったアンドロイド版はアンドロイド2.2以降が対象となる。