現在、世界で唯一の市販ロータリーエンジン搭載車、マツダ『RX-8』。『オートモーティブニュース』が22日、マツダが同車の生産をすでに終えたと報じた。しかしマツダの広報は23日、これを否定した。
『オートモーティブニュース』がマツダ関係者から得た話として、「マツダは7月上旬をもって、RX-8の生産を終了した」と伝えた。
マツダはすでに、欧州市場でのRX-8の販売終了を発表。さらに最近の急激な円高で、全量を日本で生産し輸出しているRX-8にとっては、主力の北米市場での採算性が悪化。マツダは当初予定よりも早く、RX-8の生産を打ち切ったと『オートモーティブニュース』は伝えている。
しかしマツダの広報はこれを否定。北米での販売は終了するが、生産は継続しているとのこと。
ここで気になるのは、次世代ロータリー搭載車の行方だ。同じく『オートモーティブニュース』によると、次世代ロータリーは、RX-8の1.3リットルから1.6リットルへ排気量を拡大。その開発計画は存在するものの、マツダがSKYACTIVに経営資源を優先的に投入する方針のため、市販化の最終決定が下されるかどうかは微妙な情勢だという。