ゼネラルモーターズ・ジャパンは28日より、30日に販売を開始する新型SUV『キャプティバ』のメディア向け試乗会を開始した。これに合わせ、会場となった東京・品川区の同社本社では、年内に導入予定の小型車『ソニック』の先行公開がおこなわれた。
シボレーとして日本市場ではこれまで、『カマロ』や『コルベット』といった高級スポーツカーや大型SUVなどアメリカを象徴するモデルを導入してきたが、世界戦略ブランドとしてのシボレーのブランド強化を図るため「潜在ターゲットをメインストリーム・セグメントへ拡大する」として、ファミリーカー市場に本格参入する。その第一弾が中型SUVキャプティバ、そして小型ハッチバック車のソニックとなる。
ソニックはキャプティバ同様、シボレーのブランドコンセプトである“Cool(かっこいい)”、“Fun(楽しい)”、“Freedom(自由な)”といったイメージを具現化したモデル。ヘッドライトやメーターのデザインなどにバイクのモチーフを取入れ、若々しくスポーティなデザインとしているのが特徴。
日本仕様の排気量は明らかにされていないが、新世代のダウンサイズエンジン「エコテック」を搭載する。今回初公開となったソニックの外装色はシルバー。右ハンドルでトランスミッションはATだ。
GMジャパンのセールス・マーケティング・ディレクター、グレッグ・セデウィッツ氏は、「日本の小型車市場が激しいマーケットであることは承知している。その中でシボレーならではの情熱、大胆なデザイン、実用性をアピールしていきたい。他の意欲的なモデルの投入も検討している」として、日本でのさらなる販売拡大をめざす構えだ。