現在、急成長を遂げているロシア新車市場。その2011年の見通しが明らかになった。
これは20日、米国のコンサルタント会社、プライス・ウォーターハウス・クーパース(PwC)が公表したもの。同社の発表によると、2011年のロシア新車市場は前年比で最大40%伸び、250万台に達する可能性があるという。
同社はこの予測を出した理由として、2011年1〜5月のロシアにおける輸入車販売が、前年比の約2倍と急増している点を指摘。また、政府によるスクラップインセンティブも、需要を後押しするとしている。
ロシアでは日産が6月、1万0367台を販売して、日本車の最量販ブランドに君臨。2011年上半期(1〜6月)では、プジョーが前年同期比50%増の2万2065台、シトロエンが98.6%増の1万3334台となるなど、主要メーカーが販売を伸ばしている。