BMW M3 DTM、姿を現す…2012年実戦デビューへ

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BMW M3 DTMコンセプト
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2012年シーズンのDTM(ドイツ・ツーリングカー・マスターズ)に復帰を果たすBMW。そのマシンが15日、公開された。

旧DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)は、1984年にスタート。メルセデスベンツ、BMW、アウディ、オペル、アルファロメオがワークス参戦し、盛り上がりを見せた。しかし1996年、コスト高騰による自動車メーカーの撤退を受けて、旧DTMは終了した。

2000年、ドイツ・ツーリングカー・マスターズに名称を改め、DTMは再スタート。エンジンは4.0リットルV型8気筒、駆動方式はFR、電子装置は禁止と、コストを抑制する新レギュレーションが導入された。現在、メルセデスベンツ『Cクラス』とアウディ『A4』の2車種が、ワークス体制でエントリー中だ。

BMWは1987-1992年、M3でDTMに参戦し、通算40勝以上を達成。2012年シーズンからのDTM復帰は、BMWのワークス参戦としては、20年ぶりとなる。

BMWが15日に公開したマシンは、『M3クーペ』をベースに開発された『M3DTMコンセプト』。コンセプトの名を冠しているものの、基本的にこのマシンがDTMに実戦投入される。

エンジンは、自然吸気の4.0リットルV型8気筒ガソリン。レギュレーションにより、エアリストリクターの装着が義務づけられるが、それでも最大出力は480psを発生する。トランスミッションは、6速シーケンシャル。BMWによると、0-100km/h加速は約3秒、最高速は300km/hに到達するという。

《森脇稔》

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