ユーロNCAPコンソーシアムは25日、プジョーの新型ミドルサルーン、『508』の衝突安全テストの結果を公表した。
ユーロNCAPの衝突テストは、前面オフセット64km/h、側面50km/h、ポール衝突29km/h、歩行者衝突40km/hで行う。日本や米国の基準とほぼ同じ、世界で最も厳しい条件で実施される衝突テストだ。
また2009年2月、ユーロNCAPは新評価システムを導入。評価の割合に応じて、ポイントが配分される。例えば、最重要視される「成人乗員保護性能」には、ポイントの50%を配分。「子ども乗員保護性能」と「歩行者保護性能」には各20%、エアバッグやABS、ESCなどの「安全補助装置の有無」には10%を配分する。最高評価の5つ星を獲得するためには、総合評価が90ポイント以上必要とされている。
プジョー 508のテスト結果を検証すると、成人乗員保護性能は、同時に結果が公表されたレクサス『CT200h』の34点に続き、日産『リーフ』の32点と並ぶ32点。子ども乗員保護性能は、CT200hの41点、リーフの40点を上回る43点の評価を得た。
一方、歩行者保護性能では、プジョー 508はリーフの23点、CT200hの20点を下回る15点。安全補助装置の有無では、リーフとCT200hの6点に対して、7点を獲得した。
この結果、プジョー 508の合計ポイントは97点に。リーフとCT200h の101点を4点下回ったものの、総合評価では5つ星に輝いている。