ポルシェAGは、パラレル方式のフルハイブリッドシステムを搭載する『パナメーラSハイブリッド』が、18〜22日にベルリンで開催された持続可能なモビリティのための国際フォーラム「第11回ミシュラン・チャレンジ・ビバンダム」の都市間ラリーで、優勝したと発表した。
2位は『911カレラ』が入り、同社ではハイブリッド、ガソリンを問わずポルシェのエンジンの高効率性が証明されたとしている。
1、2位に入った2台のポルシェは、エンジンを搭載する市販車カテゴリーで14台のライバルを相手に走行距離300km以上の都市間ラリーに参戦。このカテゴリーでは、ディーゼルエンジン車とガソリンエンジン車、ハイブリッド車とプラグインハイブリッド車が審査された。ハンドリングが問われるコースでは、加速タイム、ラップタイム、燃料消費量が測定された。
さらに、ベルリンの南西で行われた300kmラリーでレギュレーションに基づく数多くのテストが実施された。
380hpを発生するパナメーラSハイブリッドのCO2排出量は、ポルシェのモデルレンジ全体の中でもっとも少ない159g/kmで、燃料消費量換算では100km走行あたり6.8リットル(NEDC)に相当する。これらは、転がり抵抗が最適化されたオプションのミシュラン製タイヤを装着して達成した。標準タイヤでも、パナメーラSハイブリッドの燃料消費量は100kmあたり7.1リットル、CO2排出量は167g/kmとなっている。