トヨタ自動車は13日、『プリウス』の派生モデル『プリウスα』を発表した。「ハイブリッドユーザーをより広めていきたい」と語るのはトヨタ第1開発センター製品企画主査の粥川宏氏。
粥川氏は「トヨタではハイブリッド技術により燃費の良い車を提供してCO2排出を抑えていこうという流れがあります。そういった中で、プリウスに新たなモデルをプラスして、より多くの人にハイブリッドカーに乗っていただくことを目指しました」
「現在、プリウスのユーザーを見ると、50代〜60代の男性でセダンから乗換の方が非常に多いです。そこで、まだハイブリッドに乗っていない、30〜40代のファミリーにも買っていただける車を導入するべきではないかと考えました」
「日本においては30代〜40代でファミリーの方はミニバンなどスペース系の車を選ばれています。プリウスのプラットフォームを使い、ミニバンとしての必要十分な大きさをもち、普段一人で運転しているときの燃費も損なわない、そんなパッケージを提供できるのがこのプリウスαです」と語った。