ダイムラーAGが東日本大震災の災害復興支援車両として被災地に送ったメルセデスベンツ『Gクラス』の8台は、日本に導入されている「G550ロング」の「半値以下」(同社関係者)といわれるスパルタンなものだ。
ステーションワゴン(6台)、ソフトトップ(1台)、トラック(1台)とも、それぞれ3LV6直噴ターボディーゼルエンジンが搭載され、パワーウィンドウなどの快適装備が省略されたモデル。
「欧州各国から集めたものなので、右ハンドルと左ハンドルのものが混在している。軍関連のものが多いが、右のものはイギリスから来たクルマだ」(同社関係者)
日本で売られているG550ロングと比べると、エンジンも小さく内装もシンプル。その値段について同社関係者は「日本で正規に入ってこないタイプだから、具体的な価格については答えられないが、おそらく日本円で500万円から600万円ほど」と話していた。