【新聞ウォッチ】統一地方選終了、後半戦も民主の不振浮き彫り

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2011年4月25日付

●統一選民主伸びず、衆院補選自民大勝、愛知6区民主不戦敗(読売・1面)

●国産ロボット原発に投入へ(読売・2面)

●東電、役員報酬半減へ、部長級は年収3割減検討(読売・2面)

●大賀典雄氏死去、ソニー元社長、81歳(読売・18面)

●1・3号機周辺高汚染、敷地内放射能、水素爆発で飛散(朝日・1面)

●テーマパーク節電苦心、自家発電導入、アトラクション時差稼働(朝日・4面)

●5月倒閣自民本腰(産経・2面)

●予言より早い84歳、サイハバ氏が死去(産経・19面)

●世田谷「脱原発」保坂氏、統一選後半(東京・1面)

●日中韓、輸入規制議論は平行線、経産相会合、震災復興へ協力確認(東京・1面)

●パソコン3割節電、マイクロソフト自動プログラム配布(日経・1面)

●コマツ、営業利益30%増、今期、北米で建機需要回復(日経・1面)

●車載電池量産、中国アクセル、政府後押し、日韓勢追う(日経・6面)

●UDトラックス、若手社員に海外研修、入社3年目、全員6か月間(日経・13面)

ひとくちコメント

東日本大震災や東京電力福島第一原子力発電所事故の影響で従来のパターンとは違った統一地方選の後半戦。その市長選や市議選などの投票が24日行われ、東京都の一部を除いて即日開票された。

きょうの各紙は「特別輸送態勢」で開票速報を伝えているが、紙面構成をみると、従来のような掲載ではないようにも見受けられる。例えば、朝日は、1面トップが統一選ではなく、福島原発関連の記事を掲載。日経も「日本マイクロソフトがパソコンの消費電力を3割減らすプログラムを開発」したという記事がトップ扱いだった。

毎日と東京は統一選関連を1面トップで報じているが、「世田谷区長選で初当選を果たした保坂展人氏」が大見出し。保坂氏は脱原発を訴えた元衆院議員。政党では社民、国民新、新党日本が支持した。世田谷区の人口は84万人で東京都内でも最大のマンモス自治体だが、ローカールの区長選の投開票の結果が全国紙のトップ記事に取り上げられたのも異例だ。

読売と産経は1面トップで 統一選を総括しているが、見出しは「民主伸びず」(読売)、「民主また大敗」(産経)。いずれも、投開票が同時に行われた衆院愛知6区補欠選挙で自民党元衆院議員の丹羽秀樹氏が、諸派で地域政党「減税日本」副代表の川村昌代氏ら4新人を破り、2回目の当選を果たしたことを中心に取り上げている。

4年に1度の統一地方選も盛り上がりを欠いたまま終了したが、選挙には「追い風」と「逆風」は付きもの。運も勝敗を大きく左右する。顔見知りの女性ライターが立候補した愛知6区も下馬評どおりにはならなかったようだ。

《福田俊之》

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