パテント・リザルトは、自動車・輸送機器業界の他社牽制力ランキングをまとめた。
特許庁の審査官が拒絶査定を下した公報について調査したもので、自動車・輸送機器企業ごとに拒絶した他社特許の件数を集計した。
それによると1位はトヨタ自動車で他社を拒絶に導いた件数は4212件、他社の拒絶に引用された件数が1万7921件だった。最も引用された特許は、カーナビゲーションに関する技術で、日産自動車やロバートボッシュなど34件の特許を拒絶した。
2位はデンソーで車両制御装置などに関する特許で他社を拒絶した。3位の日産自動車は、半導体加速度センサなどの特許が目立った。4位はホンダ、5位がマツダだった。
6位が矢崎総業、7位が三菱自動車、8位がアイシン精機、9位がスズキ、10位が豊田自動織機となっており、上位10社にトヨタグループが4社入った。
一方、上位20社のうち、被引用率が最も高いのは、14位のアイシン・エィ・ダブリュ。トヨタとの共同出願「地図情報管理システム」などナビゲーションに関する技術で、他社特許の拒絶に多く引用された。