ルノーのナンバー2、パトリック・ペラタCOO(最高執行責任者)。同COOが11日、スパイ捏造事件の責任を取って、辞任したことが判明した。
これは11日、ルノーの緊急取締役会で承認されたもの。このスパイ捏造事件は、フランスのルノー本社からEV関連の情報が漏えいしたとされ、ルノーは嫌疑のある3名の幹部社員を解雇。しかし、3名の無実が証明されたため、事件の責任を問う声が高まっていた。
ルノーのカルロス・ゴーン会長は11日、ペラタCOOの辞任を承認した上で、「今回の事件は、ルノーの歴史にとって汚点となった。全社員一丸となって、信頼回復に努めたい」とコメントした。
なお、ペラタCOOは辞任後も、引き続きルノーグループ内には留まるという。