インド自動車工業会は9日、インド国内の2月新車セールスの結果をまとめた。商用車を含めた総販売台数は、1月の29万4747台を上回り、過去最高の29万9578台。前年同月比は18%増と、20か月連続で2桁増を達成した。
全販売台数のうち、乗用車は前年同月比21%増の23万5521台。2か月連続で20万台を上回った。
メーカー別では首位のマルチスズキが、10万1543台と2か月連続で10万台をクリア。前年同月比は19.8%増と好調だ。車種別では、主力のA2セグメントの『アルト』『ワゴンR』『ゼン・エスティロ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『A‐スター』が、トータル7万2090台を販売。前年同月比は、19.4%増を記録した。
2位に浮上したタタモーターズは、前年同月比15%増の3万3751台と、3か月連続で増加。超低価格車の『ナノ』は8262台を売り上げ、前年同月比は101%増と大きく伸びた。『インディゴ』シリーズが22%増の8966台。『スモー』『サファリ』シリーズも、16%増の4637台と引き続き人気だ。
3位に後退したヒュンダイは、3万2629台を販売。ただし、前年同月比は5.3%増と、1月の2.4%増を上回った。A2セグメントの『サントロ』、『i10』、『i20』を中心に支持を集めている。