ポルシェは10日、『ボクスター』をベースに開発したEVプロトタイプ、『ボクスターE』を初公開した。
ポルシェは昨年7月、ボクスターをベースにしたEVプロトタイプを開発すると宣言。この車両を使って、ドイツのシュトゥットガルトにおいて、実証実験を行うことを明らかにしていた。今回、その実験車両のボクスターEがベールを脱いだというわけだ。
ボクスターEは、水平対向ガソリンエンジンに代えて、2個のモーターを搭載。トータル出力は245psを引き出す。2次電池は、蓄電容量29kWhのリチウムイオンバッテリーだ。
ポルシェはそのパフォーマンスデータを開示していない。しかし、ポルシェによると、加速性能は『ボクスターS』と同等だという。0-100km/h加速は、5.3秒程度ということになる。
ポルシェのマティアス・ミューラーCEOは、「ボクスターEの実証実験は、我々の顧客が期待する性能を持ったEVの市販に向けて、大きな役割を果たすだろう」と語っている。