国内でBBSブランドのホイールを製造するワシマイヤーは、2010年秋に開発した超超ジュラルミン鍛造ホイールを出展した(東京オートサロン)。同ホイールは、従来のアルミ鍛造ホールをさらに20%も軽量化、同時に強度は465%増したという。
「零戦で利用されていたジュラルミンの技術を参考に製作したのですが、加工性が悪くて非常に苦労しました。従来の鍛造方法だと、どうしても割れてしまったのです。何度も試行錯誤を重ね、ようやく完成しました」と同社技術部長の餅川昭二常務は説明する。
その過程で何度もくじけそうになったが、日本のいい技術は後世に伝えて行く必要があると考え、開発を続けたそうだ。餅川常務によれば、「これから量産化技術を確立して、年内に発売していく予定」だという。