クライスラーグループは6日、10日に開幕するデトロイトモーターショーに、フィアット『500』の純正カスタマイズ仕様、「MOPAR」を出品すると発表した。
MOPARとは、モーターとパーツを合わせた造語。クライスラーは1928年、「ダッジ」を買収し傘下に収めるが、その翌年の1929年、純正パーツを取り扱うクライスラー・モーターパーツ・コーポレーションを設立した。同社は1937年からブランド名としてMOPARを使用。現在、MOPARブランドの純正パーツは約28万点を数え、世界90か国以上で販売されている。
米国では2012年モデルとして初上陸を果たすフィアット500だが、そのMOPARバージョンが、デトロイトに早くも登場。マットブラックのボディカラーには、ブルーのストライプが添えられ、アルミホイールもブラックでコーディネートされた。
また、ドアミラーや給油口キャップ、エグゾーストなどはクローム仕上げ。インテリアにはレザーが用意され、シフトレバーやハンドブレーキは、カーボン調とした。
他にも、スノーボードキャリアやリアウインドウに装着するラック、ドアシルガードなど、豊富なアイテムがラインナップされている。
クライスラーは今年のデトロイトに、一挙57台ものMOPAR仕様を展示。カスタマイズのニーズに応えていく。