トヨタ米国販売微増、トヨタブランドは減少…2010年実績

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米国トヨタ販売は4日、2010年の新車販売の結果を公表した。総販売台数は176万3595台で、前年比は0.3%増(季節調整済み)となった。

トヨタブランドの乗用車系では、ベストセラーセダンの『カムリ』が前年比7.5%減の32万7804台、『カローラ』が9.8%減の26万6082台、『ヤリス』(日本名:『ヴィッツ』/『ベルタ』)が36.7%減の4万0076台と落ち込んだ。

一方、『プリウス』は前年比1.6%増の14万0928台と、かろうじて前年実績をクリア。10年3月半ばにマイナーチェンジを受けた『アバロン』も、6.1%増の2万8390台と好調だった。

トヨタブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、09年10月末に新型を投入した『4ランナー』が、前年比138%増の4万6531台と奮闘。ミニバンの『シエナ』も、17.7%増の9万8337台と支持を集める。

また、主力の『RAV4』は前年比15.4%増の17万0877台。大型トラックの『タンドラ』は18.3%増の9万3309台を売り上げた。

レクサスブランドの乗用車系では、主力セダンの『ES』が前年比1%増の4万8652台をセールス。しかし、『IS』は9.8%減の3万4129台にとどまった。09年8月に投入された新型ハイブリッドセダン、『HS250h』は60.2%増の1万0663台、09年10月末にマイナーチェンジした『LS』は9%増の1万2275台と健闘を見せている。

レクサスブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、09年12月末に新型をリリースした『GX』(日本名:トヨタ『ランドクルーザープラド』)が、前年比165.6%増の1万6450台と人気。『RX』も3.3%増の9万5790台と堅調だった。

サイオンブランドでは、『xB』(日本名:『カローラルミオン』)が前年比19.5%減の2万0364台。『xD』(日本名:『イスト』)も29.8%減の1万0110台と落ち込む。北米専用クーペの『tC』は、15%減の1万5204台という結果だ。

トヨタの2010年米国新車販売の内訳は、トヨタブランドが前年比0.6%減の153万4266台、レクサスブランドが6.9%増の22万9329台と、トヨタブランドが不振。米国トヨタ販売のドン・エズモンド副社長は「2011年、米国で10の新型車を発売する」と語り、巻き返しに出る方針を表明している。

《森脇稔》

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