ところ変わればエンジンも変わる。北米で売っている日本車の中には、日本で売っている仕様とはエンジンが異なることも少なくない。
ロサンゼルスモーターショーでは『マツダ5』と呼ばれる北米仕様のプレマシー2012年モデルが発表され、日本や欧州に続いて新型にきり変わった。そんなマツダ5も、北米ではエンジンが変わっているクルマの1台だ。
2リットルエンジンを積む日本仕様とは違い、北米では全バリエーションに157psを発生する直列4気筒の2.5リットルエンジンが搭載。フリーウェイの合流などでトルクが求められる地域性に配慮したエンジン換装である。
左ハンドル化を除けば内外装には日本仕様からの大きな変更点がないが、興味深いのはトランスミッション。5速ATのほか、6速MTも用意している。日本のようにAT大国のアメリカにもかかわらず、しっかりMTを用意するあたりがマツダらしさ…なのだろうか?