マセラティは19日、オーストラリアのシドニーモーターショーにおいて、『クアトロポルテ』のカスタマイズオプション装着車、「MCスポーツライン」を初公開した。
MCとは、マセラティのモータースポーツ活動を統括する「マセラティ・コルセ」の略。MCスポーツラインは、レースからフィードバックされたノウハウを生かして開発された高性能パーツを装着した仕様だ。すでに『グラントゥーリズモS』に用意されているが、今回、クアトロポルテにも初設定された。
シドニーモーターショーの会場には、「スポーツGT S」グレードのMCスポーツラインを展示。室内はウッドパネルに代えて、カーボンファイバーパネルを採用。ダッシュボード、センターコンソール、ドアパネル、シフトレバー、スイッチギア周辺に至るまで、カーボンで装飾される。
また、アルミ製ブレーキペダルには、「MC」のロゴを刻印。サイドシルのカーボンファイバートリムには、「MCスポーツライン」のロゴが添えられた。このほか、サスペンションやブレーキ、アルミホイールなどもラインナップされる。
マセラティは、「クアトロポルテシリーズに続いて、『グラントゥーリズモ』全車にも、MCスポーツラインを投入する」と、拡大展開を宣言している。