MINIは『カントリーマン』(日本名『クロスオーバー』)の導入を記念し、デザインコンペティションを開催した。テーマは、カントリーマン室内のセンターレールを利用した「車内にあってほしいもの」。最優秀賞には日本出身の中村智さんの「火」が選ばれた。
コンペ開催は3月に発表され作品の募集を開始、8月に上位入賞者が発表された。作品はデザイン画によって応募され、上位3作品はMINI側のデザインスタッフによって実物大模型に立体化された。残念ながら実車組み込みまでは至らなかったが、模型はパリモーターショーに展示された。
応募作品数は世界各国から800を超えた。この手のデザインコンペとしてはかなり多い数だ。デザイン案は実用的なものや遊び心のあるものなどバラエティに富んだ内容だった。食物、植物、ゲームや音楽のための複雑なエンターテインメントシステム、本棚と読書灯(選考委員いわく「なぜ誰も思いつかなかったんだ?)……。絞り込みには苦労したという。
最優秀賞は、日本出身でドイツのベルリン在住、中村智さん(エントリー名:satoshi_91)の『Fire in the MINI』。小さな暖炉をMINI車内に設けてしまうという、アイキャッチングであり、非常に魅力的なアイデアだ。MINI車内をいい雰囲気にしてくれるだろう。賞典はパリモーターショー招待。
2等賞はエントリー名:chris_townsend25(イギリス、ザザンプトン)の『MINI Star Karaoke』、3等賞はエントリー名:tillathenun(イタリア、ローマ)の『MINI Gamer』。賞典はいずれもアップル『MacBook Pro』となっている。
全エントリー作品をウェブで見ることができる。
http://www.minispace.com/en_us/article/center-rail-competition/432/