モナコに本拠を置くベンチュリオートモービル社は9月30日、パリモーターショーにおいて、EVスポーツカー、『フェティッシュ』の改良モデルを発表した。
同車は2004年9月、パリモーターショーでデビュー。最大出力245psを発生するモーターを搭載し、0-100km/h加速4.5秒、最高速170km/hの性能を備える。発売当時の価格が、54万ユーロ(約7000万円)というのも話題になった。
今年のパリでは、その改良モデルが登場。モーターの最大出力は295psへ引き上げられ、0-100km/h加速4秒、最高速200km/hと、大幅な性能アップを果たす。2次電池は、蓄電容量54KWhのリチウムイオンバッテリー。最大航続距離は340kmを確保している。
この改良を受けた2011年モデル、欧州での価格は30万ユーロ(約3500万円)と、デビュー当時の半値に。それでも依然として、高額なことに変わりはない。同社は、富裕層へのアピールを強化していく方針だ。