ロータスカーズは、パリモーターショーにおいて『エラン』のプロトタイプを初公開した。市販は2013年の秋だ。ロータスは、エランのほか、『エリート』、『エスプリ』と、往年の名車を相次いで復活させた。
フェラーリやポルシェに並ぶフルラインスポーツカーメーカーを目指しているようだ。
初代エランは1962年に誕生。軽量コンパクトなスポーツカーは、1975年に生産を終了するまで、世界中のエンスージアストに支持された。2代目エランは、1989年に登場。2シーターのオープンスポーツだが、駆動方式が初代のFRではなくFFだったこともあり人気は出ず、1995年に生産は打ち切られた。
15年ぶりに復活を遂げたエランは、ポルシェ『911』をライバル視する2シーター(2+2はオプション)スポーツカーに車格をアップ。エンジンはミッドシップにレイアウトされ、後輪を駆動する。
注目のエンジンは、トヨタ自動車から供給を受ける4.0リットルV6をスーパーチャージャーで過給したもの。最大出力450ps、最大トルク47.4kgmを発生する。
車両重量は1295kg。7速DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)との組み合わせにより、新型エランは0‐100km/h加速3.5秒、最高速310km/hという卓越したパフォーマンスを手に入れた。
オプションでハイブリッド仕様も設定。F1マシンと同じKERS(運動エネルギー回生システム)が導入され、CO2排出量は199g/kmに抑える。
新型エランは2013年秋、欧州市場でリリース。英国での価格は、7万5000ポンド(約985万円)からを予定する。