アウディオブアメリカは1日、8月の米国新車販売の結果をまとめた。総販売台数は2003年8月を上回り、8月としては過去最高の9182台。前年同月比は14%増と、10か月連続で前年実績をクリアした。
牽引役を務めているのはSUVの『Q5』。8月は2675台を販売し、前年同月比は78.8%増と大きく伸びた。『A5』シリーズも好調で、54.6%増の1424台をセールス。『A6』シリーズも、29.2%増の725台と人気を集める。
また、エントリーモデルの『A3』シリーズは、前年同月比17.7%増の564台を販売。全体の6割をクリーンディーゼルのTDI搭載車が占めた。大型SUVの『Q7』は、前年同月比42.1%増の560台。こちらもTDI搭載車の比率が66%と高い。
スポーツカーの『R8』は、前年同月比34.1%増の114台。一方、主力モデルの『A4』シリーズは、2860台をセールスし、前年同月比は25.2%減と、6か月連続のマイナスだ。
アウディの今年1‐8月米国新車セールスは、前年同期比25.1%増の6万5439台。アウディオブアメリカのヨハン・ダ・ネイスン社長は、「2007年の9万3506台を上回る新記録達成に向けて、着実なステップを踏んでいる」と語った。