気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2010年8月18日付
●「私こそ社長」1722人応募、部品メーカー候補公募(読売・2面)
●新社長これを聞きたい:ヤマハ発動機 柳弘之さん「電動バイクに力を入れます」(読売・8面)
●タンカー周囲に不審船、ホルムズ海峡事故、国交省がレーダー解析(読売・30面)
●エコカー底つく補助金、9月末期限前に打ち切りも、駆け込み客今月急増(朝日・1面)
●お盆30キロ以上渋滞半減(朝日・1面)
●GM、再上場を申請へ、公的管理抜け出す一歩(朝日・9面)
●日産、事務系派遣を廃止、10月から直接雇用の「契約」に(毎日・1面)
●熱中症搬送3万人を突破、2カ月半、直後に132人が死亡(東京・24面)
●日本電産、米で事業買収、モーター総合展開(日経・1面)
●トヨタ、九州で一貫生産、中型ハイブリッド車、エンジン生産愛知から一部移管(日経・13面)
ひとくちコメント
「英語が堪能な30〜40代」などの条件を掲げて次期社長候補者を新聞の求人広告で一般公募して話題になった、東証1部上場の自動車部品メーカー「ユーシン」。7月25日から始まった応募は8月10日で締め切られたが、期間中の応募者が1722人に上ったという。きょうの読売など各紙が取り上げている。
応募者の中には、大手企業の海外駐在経験者や現職官僚に加え、報道で公募を知ったとみられるロシア人やエジプト人も含まれていたそうだ。
「100人程度の応募しか期待していなかったので予想以上の反響でうれしい限り。慎重に適任者を選びたい」(ユーシン・広報)としているが、このうち、次期社長として最終的に選ばれるのはたったの1人。計算上では1700倍以上の狭き門を突破しなければならない。
今後、書類審査、英語などでの面接を経て年明けをめどに選出するというが、どんな有能な人物が選ばれるのか、今から半年先が楽しみである。ちなみに、ユーシンの株価は17日終値で 656円、新聞に募集広告を掲載した頃の株価は800円台で推移していた。