BMWは21日、ドイツ・ミュンヘンでメディア向けのイベント、「デザインナイト」を開催した。次期『6シリーズ』に関して、4ドアクーペ版も用意されることが明らかにされた。
これは、BMWのクラウス・ドレガー取締役が、コンセプトカー『コンセプトグランクーペ』の欧州初公開に合わせて語ったもの。クラウス・ドレガー取締役は「次期6シリーズには、このコンセプトグランクーペをモチーフにした4ドアクーペも設定します」と宣言した。
コンセプトグランクーペは今年4月、北京モーターショーで披露。鮫をイメージしたというシャープなノーズ、緩やかなカーブを描くルーフライン、フラットなシルエットなどが特徴だ。
全長はほぼ5000mmで、『5シリーズセダン』よりも100mm長い。しかし、全高は1400mm以下と、5シリーズよりも100mm低い。この低さが、コンセプトグランクーペの個性を際立たせている。
現行6シリーズは、2ドアクーペ&カブリオレの2ボディだが、次期型はこれに4ドアクーペが加わる。BMWによると、発売は2012年後半だという。
次期6シリーズは、アウディが発表した『A7スポーツバック』や、9月末のパリモーターショーでデビュー予定の新型メルセデスベンツ『CLS』と、真っ向から競合することになりそうだ。