シトロエンは10日、フランス・サルトサーキットで開催された「ルマンクラシック」において、EVスポーツコンセプトの『SURVOLT』(スルヴォル)を初めてデモ走行させた。
SURVOLTは、今年3月のジュネーブモーターショーで初公開。シトロエンが考える未来の2ドアスポーツの提案だ。EVパワートレインは2個のモーターと、2個のリチウムイオンバッテリー(蓄電容量31kWh)で構成。モーターは300psもの最大出力を発生する。
カーボンファイバーボディやチューブラーシャシーにより、車重は1150kg。0-100km/h 加速5秒以内、最高速260km/hというパフォーマンスを実現する。フル充電状態での最大航続距離は、約200km。充電は220Vコンセントで10時間、急速チャージャーなら2時間で完了する。
シトロエンは10日、SURVOLTをクラシックカーの一大イベント、ルマンクラシックでデモ走行。ジャッキー・イクス氏を父に持つ女性レーサー、ヴァニーナ・イクス選手が、SURVOLTの熱い走りを披露した。
ヴァニーナ・イクス選手は、「このプロジェクトに参加できて光栄だわ。SURVOLTは本物のレースカーよ」とコメントしている。
また今回のルマンクラシックでは、『GT byシトロエン』と『DS3』もパレード走行を行い、イベントに華を添えた。