日産自動車の志賀俊之COOは13日の新型『マーチ』の発表会見で、エンジン制御部品の調達トラブルによる国内生産の停止について「お客様へのご迷惑を最小にするよう努めたい。来週には再開できる見通しになっている」と、説明した。
志賀COOによると、調達先の日立製作所からは7日に、今週から部品の納入ができなくなると連絡が入ったという。リスク対策については「さまざまに検討、準備しているが、今回は対応できなかった」と述べ、突然のアクシデントに当惑している。
14日から3日間のライン停止による生産への影響は約1万5000台。今後、残業などで取り戻すことになるが、国内向けはエコカー補助金が終了する9月に向けて重要な時期なだけに、痛い“減産”となるのは必至だ。