一部報道で“肉食系”とも表現されている日産『ジューク』。「タフさと俊敏さと兼ね備えたスタイリング」(同社)を持つこのクルマについて、同社関係者は、ターゲットに加えてライバルも不在と口をそろえる。
9日の発表会で同社は「ヒエラルキーを感じさせない。どのカテゴリーにも属さない新しいジャンルを目指したクルマ」と表現。
同社執行役員PV第一製品開発本部の山口豪氏や同執行役員IR部の田川丈二士も「ダイレクトに競合するクルマはない」とひと言で片付けた。
しかし、車両説明担当者のひとりは、ユーザーが比較対象として並べるクルマについて何点か挙げていた。
「想像の域だが、トヨタ『オーリス』、マツダ『アクセラスポーツ』、スズキ『SX4』などのスポーツハッチバックが(選択肢に)入ってくるんじゃないか。スポーツハッチを探して、このジュークも気になるという感じで、コンパクトSUVなどとは競合しないかもしれない」(同担当者)