フォードの車載テレマティクス SYNC…こんどは株価や星占い

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フォードモーターは27日、同社の車載テレマティクス、「SYNC」(シンク)の米国内におけるサービスを充実させた。リアルタイムでの株価や星占いなどの情報が、車内から確認できる。

SYNCは、マイクロソフトがフォード車用に開発した車載テレマティクスシステム。2007年秋、『フォーカス』にオプション設定されたのが最初だ。音声認識機能付きの車載コミュニケーション&エンターテインメントシステムは、走行中にドライバーが携帯電話で通話したり、『i-Pod』などのデジタルメディアに接続することを可能にした。

2008年には緊急通報の「911アシスト」、車両の自己診断を行う「ビークルヘルスレポート」の2つの新機能を採用。2009年夏からは、渋滞状況を反映したルート案内を行う通信ナビや最新ニュースや天気予報を配信する「トラフィックディレクション&インフォメーション」(TDI)機能を導入。現在では、フォード、リンカーン、マーキュリーの各車に、SYNCが用意されており、今年3月には、その搭載車の累計販売が200万台を突破したばかりだ。

そしてフォードは今回、SYNCのサービス拡充を宣言。株価や星占いの確認、航空チケットの予約、レンタカーやホテルの手配、映画の音声を聴くメニューなどが加わった。これらのサービスは追加料金なしで利用できる。

フォードの関連会社、フォードコネクテッドサービスのDoug VanDagens氏は、「SYNCは我々の予想を超えるペースで普及している」とコメント。フォードは米国で最も成功している車載テレマティクス、SYNCのサービス拡充で、他社といっそうの差別化を図る狙いだ。

《森脇稔》

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