ベントレーモーターズジャパンは、新型『ミュルザンヌ』について7月より予約を開始し、2011年第1四半期よりデリバリーを開始する。
インテリアデザインを担当したベントレーモーターズのヘッド・オブ・インテリアデザイン、ロビン・ペイジ氏は苦労した点について、「古典的な家具調のインテリアと最新鋭の技術を、適正なバランスでマッチング出来ていると思います。こういったところをぜひ見て欲しい」という。
たとえば、インパネにある“iPodドア”という引き出しについて、「『iPod』でも携帯電話でも日進月歩で進化しています。それらを全部搭載できるようにする、そして搭載スペースのドアを閉じると伝統的な木目のダッシュボードになる、そのバランスが大変でした」と語る。
ペイジ氏は、デイビッド・リンレイという家具デザイナーにインスパイアされたという。「英国のデザイナーで職人でもあり、モダンな家具をデザインする。伝統的な工法を使いながら斬新なデザインをする人で、尊敬しています。伝統的な職人芸とモダンなデザインが融合した家具を作ります」といい、ミュルザンヌに共通するデザイン思想を持つという。
「彼がクルーの本部に来たときに、ミュルザンヌのインテリアを見て、自分のデザインに影響を受けたのかなと話していました」