【シトロエン DS3 日本発表】インテリアはDS3からC3へ

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シトロエンの新しいシリーズ「DS」の最初のモデルである『DS3』が日本でも発売された。DS3は基本的には『C3』をベースとして設計されているが、インテリアデザインの開発に関してはC3がDS3をベースにしているのだという。

C3とDS3の両方のデザインを担当したシトロエンデザインセンターデザインディレクターのオレグ・ソンさんは、「DS3のインテリアにC3のインテリアをそのまま使うのは良くないと考えました」という。

なぜなら、「DS3は非常にユニークでなければならない車種なので、C3のインテリアをDS3に流用するとキャラクターの強さが足りないのです」。そこで、発想を変え、DS3用に新しくインテリアを設計し、その上でC3の方にそれを当てはめたのだという。

その結果、DS3では、モダンアートを彷彿とさせるダイナミックで高品質な造形美が実現できたのだという。

特に注意を払ったのがスポーティでダイナミックな感覚だという。その例として、下部が水平になっているステアリングホイールがある。「これはもともとの構想にはありませんでした。しかしデザイナーがプロジェクト責任者に対し、ハンドルを握ってドライブをしている時に、スポーティな車だというイメージがここに表れると強調し、このデザインを採用したのです」。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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