フォルクスワーゲンは7日、欧州向けの『ティグアン』に2011年モデルを設定した。環境性能に優れる2種類の新エンジンの搭載がニュースだ。
ティグアンは2007年9月のフランクフルトモーターショーでデビュー。『ゴルフ』をベースにした小型SUVだ。欧州での人気は高く、とくにドイツでは2009年、小型SUV市場で30%のシェアを握るモデルとなった。
2011年モデルでは、2つの新エンジンが登場。ガソリンの1.4リットル直列4気筒ターボ「TSI」は、最大出力122psを発生。ディーゼルの2.0リットル直列4気筒ターボ「TDI」は、最大出力110psを引き出す。
ともに「ブルーモーションテクノロジー」仕様となっているのが特徴で、優れた燃費や排出ガス性能が追求される。駆動方式はFFのみだ。
また2011年モデルには、7速デュアルクラッチトランスミッションを用意。車両のロックとエンジンスタートがキーなしで行える「キーレスアクセス」も選べるようになった。
ティグアンの2011年モデルは、ドイツでは6月初旬から販売開始。現地価格は、2万4175ユーロ(約285万円)からと公表されている。