住友ゴム工業は11日、全ての新幹線車両の乗降口に対応できる新幹線用車椅子可搬型段差解消スロープ『ダンスロープライトプロT-120E』を開発し、JR西日本へ納入を開始したと発表した。
新幹線は車両のタイプにより乗降口の形状が異なるため、一種類のスロープでの対応が困難だった。新開発品は、従来の交通機関用スロープをベースに、スロープ先端にある設置部の金属アタッチメント構造に独自の工夫を凝らすことで、どんな形状の乗降口にも対応できる。
同社は2002年から車椅子用可搬型段差解消スロープ「ダンスロープライト」の販売を開始し、軽量で扱いやすく耐久性にも優れていることが在宅介護の関係者から高く評価され、現在までに世界で約10万基を納入した実績を持つ。