アップルコンピューターの『iPhone』が普及して以後、「画面にタッチして操作する」ことを重視する人が増えてきたが、「エアーナビ」の2010年モデルではタッチ操作が従来モデル以上に使いやすくなった。iPhoneライクな操作が新たに導入されている。
それが「ワイプインターフェイス」というもの。画面を指でタッチしたまま左右にスライド…という、iPhoneユーザーではおなじみの操作が加わった。ナビ使用時の拡大交差点地図のON/OFFや、ワンセグ放送視聴時のチャンネル切り替えなどに使うことができる。
また、地図画面の中央を長押しすることで、ルート設定のショートカットが表示できるようになった。「ここへ行く」、「周辺施設を探す」などのアイコンに指をスライドさせるだけでその画面が立ち上がる。
利用頻度が高い「現在地」、「メニュー」、「AV」については画面上のソフトウェアスイッチとせず、本体左側にハードキーとして集約した。5.8インチモデルではキーの大きさはすべて同じだが、4.8インチモデルでは一番使うであろう「メニュー」のみが大きなものとなっている。
地図画面の拡大/縮小のスピードはフルナビ並みとはいかないが、従来機よりは速くなっている。画面がVGAなので過度に期待してしまう一面もあるが、これがPNDということは忘れてはいけない。