アウディは5日、オーストリア・ライフニッツで行われる「Wortherseeツアー2010」に、『A1』のカスタマイズ車7台を出品すると発表した。
Wortherseeツアーは1982年に開始され、今年で29回目。欧州最大規模のフォルクスワーゲン&アウディのファン感謝イベントで、今年は12 - 15日の4日間に渡って開催される。
アウディがブースを構えるのは4回目。今年のハイライトは、7台に及ぶ新型A1のカスタマイズ車だ。それぞれに、独自の個性を発揮するカスタマイズが施された。
中でも注目は、アウディがスポンサードするドイツプロサッカーチーム、「FCバイエルン」仕様。ミサノレッドのボディカラーを基本に、ボンネットやドアに、FCバイエルン・ミュンヘンのチームデカールを装着。スタープレーヤーのロッペン選手の背番号である10があしらわれた。
「コンペティションキット」は1980年代のラリー界を席巻した『クワトロ』がモチーフ。アマルフィホワイトのボディカラーをベースに、内外装にかつてのアウディクワトロのイメージが反映されている。アウディによると、このコンペティションキットは市販予定があるとのことだ。
空港の航空管制車をモチーフにしたのが、「フォローミー」。シトラスイエローのボディに、チェッカーフラッグパターンが目を引く。「ホットロッド」はマット仕上げのデイトナグレーボディに、ホワイトウォールタイヤの組み合わせだ。
他にも上品なパープルをまとったモデル、料金収受車をテーマにしたモデル、ライフガードビークルをモチーフにしたモデルなど、個性的なA1を7台展示。アウディは、従来取り込めなかった若い顧客へのアピールを強めている。