ホンダは23日、北京モーターショーで現地資本との合弁会社、広汽ホンダのオリジナルブランド『理念』のコンセプトモデルを世界初公開した。
トランクリッドを持つ3ボックスセダンタイプの理念コンセプトは、車体はそれほど大きくないが、縦2列のヘッドランプや大型のフロントグリルなど、相当にエッジの効いたデザインが与えられている。「明確な独自性を持つデザイン、3ボックスを好むユーザーが多い中国市場の特性を考えて作った」(広汽ホンダ関係者)
2010年12月に例年より1か月遅れで行われる広州モーターショーでは量産車を発表するという。ホンダの福井威夫前社長が広汽ホンダに開発機能を持たせる方針を打ち出したのは2007年の夏。3年目にして自主ブランドモデルの概要を発表できるところまでたどりついた。新車開発のノウハウの移転は想像以上に早く進展しているようだ。