トヨタ自動車とハイブリッド車(HV)技術のライセンス供与で合意したマツダの山木勝治副社長は29日、トヨタの内山田竹志副社長とともに記者会見し「日本市場でのHV投入は急務となっている」と、技術導入に動いた背景を語った。
マツダはライセンス供与を受け、同社の次世代ガソリンエンジンにHVシステムを搭載、「2013年までに、まず日本での発売を目指す」(山木副社長)方針だ。
山木副社長は、トヨタやホンダによるHV商品の拡充によって「日本ではHVが急速に普及している」とし、市場投入への猶予はないとの認識を示した。
トヨタからの技術導入により「短期間に基幹部品をサプライヤーさんから購入できと判断した」と、今回の提携の利点を説明した。ただ、当面のHVの販売目標については言及を避けた。