クライスラー、EVに続き大型PHVの開発を発表

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フルサイズピックアップの「ラム」をベースにPHV開発を行う(写真は開発中止となったラムハイブリッド)
  • フルサイズピックアップの「ラム」をベースにPHV開発を行う(写真は開発中止となったラムハイブリッド)
  • クライスラーはフィアット500ベースのEVを北米で生産することを発表している(写真はデトロイトモーターショー10にて撮影)
  • クライスラーはフィアット500ベースのEVを北米で生産することを発表している(写真はデトロイトモーターショー10にて撮影)
  • クライスラーはフィアット500ベースのEVを北米で生産することを発表している(写真はデトロイトモーターショー10にて撮影)

クライスラーグループは22日、フィアット『500』をベースとする電気自動車の開発・生産を北米で行うことを発表、同時に、フルサイズピックアップ『RAM』のプラグインハイブリッドの開発を行うことを明らかにした。

24億ドルのDOE(米エネルギー省)によるDOE車両電化プログラムの一環として、最大4800万ドル受給される補助金を元に、全米各地の多様な環境下で140台の『RAM‐PHEV』を使った3年間の実証試験を行う。

『RAM-PHEV』は5.7リッターの「HEMI」V8エンジンと、2モードハイブリッドトランスミッションに12kW/hrのリチウムイオン電池を組み合わせたもの。これにより20マイルのピュアEVモードでの走行が可能となり、通常の運転状況化において65%の燃費向上が達成できるという。テスト車両に使用するリチウムイオンバッテリーの供給元はカナダのエレクトロバヤ社となる。

尚、2008年に計画を発表し、当初は2011年に発売を予定していた『RAMハイブリッド』の開発は、今回発表となった『プラグインHV』の開発へ移行するために中止となった。

クライスラーは、フィアットとの提携以降、新世代の小排気量エンジンやEVなど次世代パワートレーン技術開発に積極的に取り組んでいる。未だ販売台数が低迷するクライスラー。次世代パワートレーン開発が復活のカギとなるかもしれない。

《ケニー中嶋》

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