【ジュネーブモーターショー10】ランボルギーニ ガヤルドの“超軽量”仕様を発表

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ランボルギーニ・ガヤルドLP570-4スーパーレジェーラ
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ランボルギーニは1日、ジュネーブモーターショーでの国際披露に先駆けて、『ガヤルド』の軽量バージョン、「LP570-4スーパーレジェーラ」を発表した。70kg軽量化したボディに、パワーアップした570psのV10を積み、0 - 100km/h加速3.4秒、最高速325km/hの実力だ。

スーパーレジェーラとは、「超軽量」の意味。ガヤルドには2007年、スーパーレジェーラが設定されており、今回はそれに続くものとなる。ベース車両は「LP560-4」だ。

アルミスペースフレーム構造やアルミボディにより、すでに高レベルの軽量化を達成しているガヤルドだが、スーパーレジェーラでは、さらなるウェイトダウンが追求された。ルーフ、ドアミラー、リアスポイラー、ディフューザー、ドアパネル、センタートンネルカバー、シートフレームなどにカーボンファイバーを採用するとともに、サイド&リアウインドウやエンジンカバーをポリカーボネート化。アルミホイールも、4本で13kg軽い専用デザインとした。これらの改良により、トータル70kg軽量化し、1340kgの車重を実現する。

直噴5.2リットルV型10気筒エンジンは、エンジンマネジメントの変更により、10psパワーアップ。最大出力570ps/8000rpm、最大トルク55.1kgm/6500rpmを獲得する。欧州複合モード燃費は7.4km/リットル、CO2排出量は344g/km。2007年当時のスーパーレジェーラ(5.0リットルV10搭載)比で、最大20.5%環境性能が引き上げられた。

トランスミッションは、パドルシフト付き6速2ペダルMTの「eギア」。駆動方式はフルタイム4WDだ。パワーアップしたエンジンと軽量ボディを得たLP570-4スーパーレジェーラは、0 - 100km/h加速3.4秒、最高速325km/hの卓越したパフォーマンスを実現。ベース車両のLP560-4と最高速は変わらないが、0 - 100km/h加速は0.3秒の短縮に成功した。パワーウェイトレシオは2.35kg/psと、世界トップクラスにある。

足回りには、ガヤルドのワンメークレース、「スーパートロフェオ」のノウハウを応用し、サスペンションを強化。ブレーキはローター径がフロント365mm、リア356mmで、キャリパーは前8ピストン、後ろ4ピストン。オプションでカーボンセラミックも選択できる。タイヤはピレリ「Pゼロコルサ」で、サイズはフロント235/35ZR19、リア295/30ZR19だ。

エクステリアは風洞実験の成果を反映し、エアロダイナミクス性能を向上。フロントバンパーのデザインを変更し、Vシェイプを際立たせた。新しいバンパーは、冷却性能とダウンフォースを引き上げる狙いもある。LEDデイタイムランニングライトも新採用。リアは新デザインのディフューザーが目を引く。リアスポイラーは小型タイプが標準で、大型タイプはオプションだ。

ガヤルドのスーパーレジェーラは、前回リリースの2007年、618台を販売する人気となった。さらに進化したスーパーレジェーラが、ガヤルドファン垂涎のモデルとなるのは間違いなさそうだ。

《森脇稔》

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