日産ルノー、EVレンタルを2011年開始へ

エコカー EV
フルーエンス Z.E.
  • フルーエンス Z.E.
  • カングー Z.E.
  • ZOE Z.E.
  • トゥイジー Z.E.

ルノー日産アライアンスとレンタカー会社のエイビスは2月26日、EV(電気自動車)のレンタル業務に関して長期的な提携を結んだと発表した。レンタル開始は2011年を予定している。

エイビスは従来から、ハイブリッドカーやアイドリングストップ仕様、フレックスフュエル仕様などの「グリーンフリート」を積極的に投入してきた。また1997年からはレンタカーのカーボンオフセットに取り組み、2年後にはカーボンニュートラル社と手を結ぶことで、これまで14.7万tのCO2排出を削減してきた。2009年の1台1km当たりのCO2排出量は、平均で144.6kgに抑えているという。

さらにパリでは駐車場運営のビンチパークと共同で、カーシェアリング運営会社オキゴをサポートしている。さらにこのヴィンチパークとパリ交通公団、フランス国鉄との合弁企業として、2011年に営業を開始するEVシェアリング「オートリブ」への参入に名乗りを上げてもいる。

このようにエイビスは、環境対策に熱心に取り組んできた自動車関連企業のひとつであり、ルノー日産との提携はその一環ということができる。
 
今回はヨーロッパ域内におけるルノーとエイビスの提携が主眼で、車両は昨年のフランクフルト・モーターショーで発表された4ドアセダンの『フルーエンスZ.E.』と、商用車『カングーエクスプレスZ.E.』の2車種をまず導入し、追ってシティコミューターの『トゥイジーZ.E.』、コンパクトカーの『Zoe Z.E.』の市販バージョン採用も予定しているという。

《森口将之》

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