ポルシェは11日、『911GT3 Rハイブリッド』を発表した。動画共有サイトでは、その走行シーンを収めたPR映像が公開されている。同車は、レース専用車の『911GT3 R』をハイブリッド化したモデル。リアに置かれる4.0リットル水平対向6気筒エンジン(480ps)はそのままに、フロントアクスルに2個のモーターを追加した。それぞれが81.5ps、合計163psのエクストラパワーを生み出し、エンジンが後輪、モーターが前輪を駆動する4WDとなる。市販のハイブリッド車と異なるのは、バッテリー(2次電池)を搭載しない点だ。2次電池の代わりに、電気式の「フライホイールジェネレーター」を助手席部分にレイアウト。これは減速時にモーターが回生ブレーキの役目を果たし、フライホイールジェネレーターを最大4万rpmまで回して、電力を蓄えるシステムだ。この電力は、ステアリングホイールのスイッチ操作によって、約6 - 8秒間引き出すことが可能で、追い越し等の加速が必要な時、モーターがエンジンパワーをアシストする役割を担う。ポルシェは、この911GT3 Rハイブリッドで、5月15 - 16日、ドイツで開催される「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」に参戦。レースでの活躍を予感させる映像は、動画共有サイトで見ることができる。
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