【シカゴモーターショー10】ホンダ オデッセイ 次期型…デザイナーも欲しくなる

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米国ホンダは10日、シカゴオートショーで『オデッセイコンセプト』を発表した。

お披露目されたのは北米専用ミニバン『オデッセイ』の次期モデルのデザインコンセプト。2008年と2009年の北米ベストセラーミニバンである『オデッセイ』は、アメリカでデザイン、開発、生産される純アメリカ製ミニバンだ。

ホンダR&Dアメリカのデザイナー、キャタリン・マテイ氏にデザインコンセプトについて聞いた。

「これまでもオデッセイを乗り継いできた自分自身が、次に欲しくなるミニバンをデザインしました。従来通りの使い勝手が良く広いインテリア空間はそのままに、新たにスポーティーなテイストを取入れました」

「エクステリアデザインの特徴は、AピラーとDピラーを寝かせ、キャビン後方をテーパー状に絞り込んだ流れるようなフォルムです。3列目部分のサイドウィンドウ部分を下げた独特の『ライトニングボルト(稲妻)ベルトライン』は、新型オデッセイのサイドビューのアクセントになるだけでなく、サードシートに子供が座った時に、子供視点で外が良く見えるという実用効果もあります。サードシートということでは、スライドドアのレールを従来モデルと同じ低い位置にすることで3列目のショルダースペースを確保したのも、気にかけたポイントのひとつです」

「これまで以上に快適に過ごせる室内空間を維持しつつ、キャビン後方を絞り込むスポーティなフォルムを作り上げることができました。従来モデルの角ばったいわゆるミニバンスタイルとはうって変わった外観デザインは、ヤングファミリー層をも視野にいれたものです」とのこと。

今回発表されたオデッセイ・コンセプトの基本デザインはほぼ変更なく今秋発売となる2011年型『オデッセイ』に踏襲される見込みで、今回は内装や動力性能等のスペックは公表されなかったが、エンジンは3.5リットルV6を継承するものとみられる。

《ケニー中嶋》

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