電気自動車(EV)の普及を技術提供の形で支援するSIM-Drive(シムドライブ)社は22日、先行開発車事業の開始を発表した。共同事業としていすゞ自動車や三菱自動車など、34の企業・団体が参加する。
記者会見でいすゞ自動車の井田義則会長は、「電気バスやトラックの開発を加速させたいと思いプロジェクトに参加した。インホイールのプラットフォームは乗用車よりもトラックやバスに有効だと信じている」とコメント。
また三菱自動車は、以前からSIM-Drive社の社長で慶應大学教授の清水浩氏と連携していたという。取締役副社長の前田眞人氏は「『Eliica』を岡崎のテストコースではしらせていただいたことが三菱の開発陣の大きな刺激になった。三菱も独自にインホイールのモーターの研究を続けており、『コルトMIEV』など複数の試作車を作っている。インホイールのモーター技術の将来性を信じてSIM-Driveと協力してゆきたい」と述べた。