【CES 10】アメリカ全土のハイウェイ情報を網羅 ゼンリン iAmerica

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iAmericaをインストールしたiPhoneのメニュー画面
  • iAmericaをインストールしたiPhoneのメニュー画面
  • iAmericaでは、フリーウェイの出口を選択すると、その付近にある施設のPOIが表示される
  • iAmericaでは、フリーウェイの出口を選択すると、その付近にある施設のPOIが表示される
  • 各POIを選択すると、より詳細な情報が表示され、電話も直接かけられる
  • アメリカ版iTune Storeの「iAmerica」ダウンロード画面。期間限定でフリーでダウンロードできる
  • ラスベガスの街並みを表現した「iGCM」の画面。道路での表現だけでなく、周囲にあるホテルの様子までリアルに表現された
  • ラスベガスの街並みを表現した「iGCM」の画面。道路での表現だけでなく、周囲にあるホテルの様子までリアルに表現された

ZENRIN USAがCES会場で発表していたのは、iPhone用アプリとしてアメリカ全土をサポートした、ハイウェイの出口情報を提供する地図ガイドアプリ「iAmerica」。

アメリカではフリーウェイを車で長距離移動する事も多いけれども、地方になると休憩・給油が可能な場所が限られている上に、それらの給油サービスが必ずしも 24時間営業で有るとは限らない。もちろん、Google Map を使えばとりあえず位置情報ぐらいは把握できるけれど、そこの営業時間やコンビニは併設されているかなどの情報までは取得できない。つまり、アメリカのような長距離移動が多い中で、燃料切れや食事する場所といった情報が手軽に得られるように工夫されたのが「iAmerica」なのだ。

データは都市ごとではなく、州をまたぐインターステート・ハイウェイごとに整備されており、出口付近にあるPOI約16万件を対象にしている。現在、全米にはインターステート路線は約220路線あり、iAmericaではその路線をほぼ網羅しているという。ナビゲーションのようなルート案内は行わない。

現在、iAmericaはiTunesStoreを通して対象路線限定で無料配信中。ダウンロードはアメリカのiTunes storeでできる。ZENRIN USAでは今後2 - 3か月以内に製品版の販売・価格を含めた方針を決定する予定だ。

また、会場では都市の様子をリアルに再現しながらガイドするiPhone用「iGCM」のサンプルデモを見ることができた。デモはラスベガスの街並みをドライバー目線で再現したもの。ゼンリンではこれまでカーナビ用GCM(Guidable City Model)として、欧米向けに開発を進めてきたが、今回のデモは新たにiPhoneでもGCMが有効利用できることを証明するために実施された。街並みを3D化して見せる機能は、日本では既にお馴染みだが、海外ではドイツのPNDメーカー・NAVIGONが採用したものの、普及はそれほど進んでいない。今回のサンプルはiPhoneにも対応することで、GCMの魅力をより多くの人に知ってもらうために開発された。

《会田肇》

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