13日に発表されたアウディ『A5スポーツバック』は、「A5カブリオレ」、「A5クーペ」などのA5ファミリーの中で最も売れる車種と同社はいう。
アウディジャパン営業本部担当者はA5の国内年間販売台数の大体の数字について「カブリオレが100台、クーペが700台ほど。そしてスポーツバックの目標が1000台としている。さらにA4セダンが3000台というところなので、A5スポーツバックはそれよりもパーソナルな存在として位置づけられる」(同担当者)と話す。
同担当者は同車のターゲットについて「30代後半を中心としたヤングファミリー、ヤングカップルや、過去にクーペに乗っていてもう一度スタイリッシュなクルマに乗りたいと考えているミドルエイジ」と説明。
「A5クーペが登場した時に、『チャイルドシートを載せたい』という人が多く、『欲しいけどちょっと…』と躊躇する人も目だった。また、年配のユーザー、40代や50代の人たちからは、『むかし憧れたクーペボディにもう一度乗りたい」や、『カッコいいクルマに乗りたいが、2ドアクーペに戻るのではなくて機能性も高い4ドアのクーペに乗って、孫たちを乗せて走りたい』というリクエストを多く受けた」と同担当者。
アウディジャパンは、2010年最初に導入するA5スポーツバックについて、「従来の(同社)ラインアップで取り込めなかったユーザーを獲得していきたい」と期待を込めている。